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フーシ派によるサウジアラビア石油インフラへの攻撃と紅海封鎖(2026年7月)
公開日時: 2026年7月28日 07:12Z · 言語: JA
2026年7月下旬、イエメンのフーシ派反政府勢力(アンサール・アッラー)は、ジザン製油所、ヤンブー輸出ターミナル、およびアブカイク処理施設を含むサウジアラビアの石油インフラに対し、一連のドローンおよびミサイル攻撃を仕掛けた。これらの攻撃と、フーシ派が宣言した紅海での海軍封鎖が相まって、ブレント原油価格は1バレルあたり100ドルを超えた。フーシ派はサウジアラビアの侵攻に対する報復として責任を主張しているが、リヤド側は一部の攻撃をイラクのイラン支援派民兵組織によるものだとしている。このエスカレーションは、閉鎖されたホルムズ海峡を回避するために利用されていたサウジアラビアの主要な代替輸出ルートである東西パイプラインを脅かしており、事実上、サウジアラビアの石油輸出を2つの敵対的なチョークポイントの間に閉じ込める形となっている。
// 背景
紛争は、2026年7月13日にサウジアラビアがイラン機が着陸することを防ぐためにサナア国際空港を爆撃し、2022年の停戦協定を破棄したことで激化した。サウジアラビアは、イランが事実上ホルムズ海峡を封鎖したため、ヤンブーに至る1,200kmの東西パイプライン(ペトロライン)を利用して石油を輸出していた。しかし、フーシ派によるバブ・エル・マンデブ海峡の封鎖は「戦略的罠」を生み出しており、ヤンブーで積み込まれたタンカーは世界市場に到達するためにフーシ派が支配する海域を通過しなければならない。
// 主要動向
- ブレント原油価格は、攻撃を受けて2026年5月以来初めて1バレルあたり100ドルを超えた。
- フーシ派の攻撃により、1日40万バレルの原油を処理するジザン製油所で火災が確認された。
- ギリシャ人要員が運用するサウジアラビアの防空システムが、ヤンブー輸出ターミナルを標的とした2発の弾道ミサイルを撃墜した。
- フーシ派はサウジアラビアに対する海上封鎖を宣言し、紅海でタンカーのエンセリア号とライラ号を攻撃することに成功した。
- ドナルド・トランプ米大統領は、海上損害の支払いに、凍結されたイラン資産(推定1,240億ドルから1,670億ドル)を使用すると脅した。
- 衛星画像により、ドローン攻撃後、サウジアラビア東部州のアブカイク石油施設から煙が上がっていることが確認された。
// タイムライン
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サウジアラビアがサナア空港を爆撃し、2022年4月から続いていた脆弱な停戦状態を終結させた。
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フーシ派がサウジアラビアに対する完全な海上封鎖を宣言した。
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フーシ派が紅海でサウジアラビアのタンカー「エンセリア」と「ライラ」を攻撃し、ブレント原油価格が1バレル100ドルを超えた。
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フーシ派のドローンによりジザン製油所が炎上し、ヤンブーを標的としたミサイルはギリシャ運用による防空システムで迎撃された。
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フーシ派がアブカイクおよび石油供給ラインへの攻撃を主張し、サウジアラビア国防省はドローンの侵入についてイラク拠点の中東民兵組織の責任を主張した。
// 各者の立場
[Ansar Allah (Houthis)]
攻撃は、サウジアラビアの軍事行動およびサナア空港への爆撃に対する報復として、「封鎖に対する封鎖」であると主張している。
[Saudi Arabia]
リヤドおよび東部州への攻撃について「イラン系のテロリスト民兵組織」がイラクにいることを理由に挙げ、フーシ派の標的に対して「均衡ある軍事的な対応」を行っている。
[United States]
フーシ派の行動についてイランに責任があるとし、イランの軍事目標に対して13夜連続で空爆を行った。
[Iran]
資産の押収という米国の脅威を「扇動的な前例」として非難し、自国のインフラへの攻撃には「深刻かつエスカレートした」対応をすると警告している。
// 発言引用
“サウジアラビアの敵によるイエメン領空へのドローン侵入に対し、サウジアラビア東部からヤンブーへの原油の供給および輸送に関連する多くの機密サイトおよびポイントが、多数のドローンによって標的とされた。”
“これらの損害は非常に多額になる可能性があるが、それでも、これが公正で公平なやり方である。”
“サウジアラビアの捏造は、彼らのインフラ深部まで到達した痛烈なイエメンの攻撃に反応できない無能さを正当化しようとする試みである。”