// 資料 — iceland-summons-us-ambassador-trump-map-territorial-expansion
アイスランド、領土拡大を描いたトランプ氏の地図を巡り米大使を召喚
公開日時: 2026年9月9日 08:15Z · 言語: JA
2026年9月7日、ドナルド・トランプ米大統領がTruth Socialに、カナダ、メキシコ、グリーンランド、アイスランドを米国旗が覆い「アメリカ合衆国」と表記された説明文のない地図を投稿し、外交問題に発展した。これを受け、アイスランドのソルゲルドゥル・カトリン・グンナルスドッティル外相はビリー・ロング米大使を召喚し、この投稿を「完全に不適切」として正式に抗議した。この事件は、グリーンランドへの度重なる関心やカナダとの貿易摩擦など、トランプ政権による領土に関するレトリックの傾向に沿ったものであり、アイスランド国民がEU加盟交渉の再開に反対票を投じた直後に発生した。
// 背景
米国と北大西洋諸国の関係は、トランプ大統領がグリーンランドの買収に繰り返し関心を示し、近隣領土に対する「最大主義的」なレトリックを展開したことで緊張が高まっている。自国軍を持たないNATO加盟国であるアイスランドは、1951年の米国との防衛協定に依存しているが、的にこそ、地政学的不安定さへの備えとしてEU加盟に関する国内的な議論が行われてきた。2026年8月に就任したビリー・ロング大使は、以前にアイスランドを米国の第52番目の州にすると冗談を言ったことで謝罪した経緯がある。
// 主要動向
- アイスランドのグンナールスドッティル外相は、トランプ大統領による挑発的なSNS投稿を受け、ビリー・ロング米国大使を召喚した。
- その地図では、米国、カナダ、メキシコ、中米、カリブ海地域、グリーンランド、およびアイスランドが単一の米国旗の下に描かれていた。
- クリストルン・フロスタドッティル首相は、この投稿を多くの国の主権に対する「侮辱」であると表現した。
- この投稿は、欧州連合(EU)によるグリーンランドへの2億ユーロの投資発表と重なった。
- デンマークとメキシコの指導者たちは、それぞれの国家主権を再確認する声明を発表した。
// タイムライン
-
当時国会議員であったビリー・ロング氏が、アイスランドが米国の第52番目の州になるという冗談を言った。
-
ビリー・ロング氏がレイキャビクで米国大使としての職務に正式に就任する。
-
アイスランドの有権者は、EU加盟交渉の再開に関する国民投票を否決した。
-
EU委員会委員長ウルズラ・フォン・デア・ライエンが、グリーンランドへの2億ユーロの投資を発表。
-
トランプ大統領がTruth Socialに物議を醸す地図を投稿した。
-
アイスランドの外相がビリー・ロング大使を正式な会談に召喚した。
-
アイスランドの首相と外相が記者会見を開き、その投稿を非難した。
// 各者の立場
[アイスランド政府]
この投稿を国家主権に対する容認できない侮辱であり、正式な外交的抗議を必要とする「悪い冗談」であると見なしている。
[デンマーク政府]
この地図を「不穏な」ものであり、国際的な抑制を必要とする「最大主義的なビジョン」の証拠であると表現している。
[メキシコ政府]
植民地や保護領になるといういかなる概念も拒絶し、自由で独立した国家としての地位を主張している。
[U.S. Embassy in Reykjavik]
SNSの投稿やその後の召喚についてコメントすることを拒否した。
// 発言引用
“国家の主権について冗談を言うことは、特に主権が当然のこととして受け取れない現在の状況において、決して面白くも普通のことでもありません。”
“私は米国政府内部から、現在の米国大統領を文字通りに受け取るのではなく、真剣に受け止めるべきだという話を繰り返し受けてきました。私たちはまさにそれを実行しています。”
“グリーンランド政府とグリーンランドの人々は、アメリカ人になりたいとは思わないことを繰り返し述べてきました。”